読書「眼の力 夢の美術館」

お茶の先輩から読むようにと教えてもらった本。3600円もするのでアマゾンを利用し中古で購入。

大変勉強になり、面白かった。

茶道具商谷松屋戸田商店店主(現在は息子さんの代かな)戸田鍾之助氏が心に残る名品26点を取り上げ、目利きならではの視点から見どころや逸話を語ったもの。

自分の記憶の補強のために取り上げられているものを記すと、

大井戸 喜左衛門
御所丸 古田高麗
古井戸 老僧
青井戸 柴田
古井戸 六地蔵
染付香合 辻堂
利休茶杓 天正二年春
遠州茶杓 くせ舞
志野 卯花墻
志野 羽衣
光悦赤茶碗 乙御前
光悦黒茶碗 雨雲
粉引 三好
黄瀬戸香合 宝珠
瀬戸黒 小原女
伯庵 土岐
黄瀬戸 難波
織部茶碗 菊文
黄伊羅保 橘
薩摩 乃の宮
伊賀花入 からたち
備前花入 太郎庵
徳利 備前徳利
徳利 吹原粉引
備前 緋襷水差
備前 矢筈耳付水差

どこが見どころか、名前の由来、愛着とはどういうことか、めぐってのドラマ等々読みごたえがあった。

茶道辞典に付箋をいっぱい貼りながらの読書だった。

そしてまた、戸田鍾之助さんのダンディーなこと。。。