次をがんばることに。。。

昨日の一客一亭は掲げる理想とギャップがありすぎました。。

大きな失敗は炭が途中で消えてしまったこと!なんてことだ。。。

お客様にその旨伝えて、中断。ギッチョと割ギッチョを取り出して台所でガスでいこし直し、セット。

点心は二色どんぶりを少しモダンにし、別に運ぶ煮麺と煮物、酢の物をつけました。本式の懐石だと目の回る忙しさですが、これだと運び出しも簡単でお相伴もできました。実はこの向こう付けも難があって鯛の昆布締めなのですが、一晩おいたら昆布が鯛の水分を奪って乾きすぎてしまいました。

おしふくは自分で縫ったもの。水差しは友人のご主人の作です。

今回の不出来の改善をバネにしてまた懲りずにやってみようと思います。


考えてみるとそもそも、風炉でちゃんと炭を使ってお客様をお呼びするのは今回が初めて。灰形も昨年から習い始めたばかり。
自分の作った灰形で炭手前が曲がりなりにできたこと、釜との距離が悪くなかったから炭が曲がりなりにいこっていったこと。じゃなぜ消えてしまったか---たぶん下火の炭が問題だった。しまりの甘い炭だったので途中で(炭を継ぐ前に)割れていたのだった。
それから、今回味付けが濃くなっているのに気づいた。これは問題。以後注意。

このような手間のかかるお招きをすることでの私側の得はいろいろあるのだが、その第一は家の中が片付くこと。そして収納が整理されていく。機能的になっていく。無駄なものを片付けていける。逆に捨てようと思っていたものが役に立つことに気づく。

手間がかかる---枠組みがきつい、制限が多い---気づきが多くなる。手間暇かけるのは素晴らしいことなのだと気づける。自分の怠け心との対決もあり、精神状態を保つのにも役立つ。