琥珀羹

講師の話に暗雲垂れこめている。せっかくシンドイ方にカジを切ったのに。。。

なるようになる。縁がなかったことになるかも。人事というのはそういうものである。

今日は淡交会支部研究会であった。業躰の先生の説明が途切れ、静寂に包まれた頃、蝉が鳴いた。初鳴きである。ちょうど会場に向かう車の中で聞いたNHKのラジオでも蝉の初鳴きの話をしていた。

添釜の主菓子は琥珀羹(こはくかん)だった。中に浮かんでいたのは大徳寺納豆---意外な味の組み合わせにおどろく。

水指はバカラ---涼しげだった。

本日は3時間に渡る研究会、正座が苦手ではない私もさすがに最後は根をあげた。隣のお年を召した方が休憩時間にコンペイトウをくださった。そのおいしかったこと。

会でははじめに「ことば」を唱和する。

他人をあなどることなく、いつも思いやりが先に立つように
家元は親、同門は兄弟で、共に一体であるから、誰にあっても合掌する心を忘れぬように
道を修めなお励みつつも、初心を忘れぬように
豊かな心で、人々に交わり、世の中が明るく暮らせるように

お出会いする方がたから学ぶことは多い。