「大切にしてもらった記憶」

朝日新聞のコラム「オトナになった女子たちへ」 読んでふむふむとうなづいたり、じーんとしたり、クスクス笑ったり 書き手の人柄がにじみでてなかなかよい。

3/11は益田ミリさんの当番。「大切にしてもらった記憶」

幼い時に周囲の大人がひょいっと気にかけてくれてうれしかった記憶がいまだにふとよみがえり、

たくさんの「大切にしてもらった成分」が大人の私には詰まっていて、だから、きっと、私は大丈夫なんだ!と自転車をこぐ足取りがふいに軽やかになったりする。

その記憶とは絵を描く私に近所のおばさんが「上手やなぁ、おばちゃん、そんなに上手に描かれへんわ」と言ってくれたり、会えば必ず「べっぴんさん!」と声をかけてくれるおじさんとか、小1のときの先生がくじ引きで集まるときに出遅れ一番後ろに並ぶ私のところにやってきて「一番最後に並んで偉かったな」と声をかけてくれ、みるみる元気になった自分----

思い出すと気持ちが強くなる。

いい文章だ、私も若い人たちにいや、周囲の人たちに、こんなオトナで過ごしたい。