東京のサクラ

息子に会いに昨日、東京に出向き、今日帰ってきた。

彼女と会った。とても魅力的な人だった。


よかったなぁ、こんな日が来て。


昨夜は3人で吉祥寺のわかやまという天ぷら屋さんで会食をし、今日は3人で国会図書館に行った。閲覧カードも作った。特にどこに行くか決めていなかったので思いつくままにあれこれあげてここに決まった。一度行ってみたかったところ。

どんな出版物も集めてあると聞いていたので試しに昔、1990年代に私があるローカルな教育雑誌に書いた記事があるかと検索すると、なんとあった!ホントになんでも集めてあるのだ。電子化してあるのですぐ探すことが出来、コピーも可というのでコピーした。

タイトルは立派。私が付けたのではない。原稿を読んだ担当者がこれにしようと言ったのだ。「百見は一労作に如かず」

息子に彼女と読んでみてと言って渡しておいた。少し変わった、でも情熱だけはある教師だったということは伝わると思う。

吹き抜けのロビーに池田満寿夫の大きな作品があった。「天の岩戸」というタイトル。着物や帯を使ったオブジェ。いや、オブジェとはいわないか。それほど立体ではない。上部三分の一ほどのところに、岩穴。


そのあと千鳥ヶ淵など皇居のお堀に沿って歩き、二分咲きの桜を見て、タクシーで東京駅に出て、併設のホテルの中にあるとらやの喫茶店に入って、庶民には余りに高額な、でも何でも経験は必要と、お茶をしたのだ。

頼んだお抹茶は648円もした。息子の頼んだアイス煎茶も648円。お茶のお稽古にお土産に持っていくことにした、普通の半分の大きさの羊羹は1944円もした。何度かとらやの羊羹をもらったけれどこんなに高価だったとは今日初めて知った。ごめんなさい、くださった皆さん。


帰りの新幹線で携帯電話に記録されている今日の歩数を見たら、1万2千歩だった。


新幹線の中でumuryuyanagiさんのブログで読む気になった「破軍の星」を読了した。北方謙三の作品を読むのも初めてだし、北畠顕家のことも初めて知った。歴史についてホントに無知であることを再認識。湊川神社が近くにありながら楠木正成についての知識も曖昧だし、南北朝の知識もおぼろげだし。。。それにしても北畠顕家は何と魅力的な人物であったことか。北方謙三の筆力は素晴らしい。


幸せな一泊二日だった。