再び いわさきちひろ

部屋を片付けていると半年間とった「毎日が発見」の2012.7号が出てきた。手を休めて目を通していると、「今学ぶべき”いわさきちひろ”という生き方」の記事に目がとまった。

このころから始まった「ちひろと世界の絵本画家たち」という展覧会とタイアップした内容になっている。この展覧会がやっと2015年7月に我が町にやってきたわけである。

先日の展覧会のおさらいになる記事なのだが、ひとつハッとした内容があった。

「亡くなる2年前、ちひろ自身がこう記しています。”私の若いときによく似た欠点だらけの息子を愛し、めんどうな夫が大切で、半身不随の病気の母にできるだけのことをしたいのです。これはきっと私が自分の力でこの世をわたっていく大人になったせいだと思うのです。大人というものはどんなに苦労が多くても、自分の方から人を愛していける人間になることなんだと思います”」

今日の収穫。