今日も車でよく走った

今日は四国の病院で定期受診する義姉の代わりに義兄の付き添いをするために淡路の病院に行く。
今日から酸素吸入が外され、義姉の安堵感は大きい。

帰り、洲本の町外れの六三六ラーメンという店で「にぼ塩ラーメン」というのを食べる。今、ググってみるとチェーン店のようだった。昆布と煮干しで出汁を取っているというのが売り。たしかにおいしかった。

そもそもがラーメン屋さんでラーメンを食べるというのはほとんどない人間であるがなぜか今日は寄ってみる気になった。店名の由来はわからずじまい。なんと読むのかは聞いた。そのままだそうでロクサンロクラーメン。

帰宅してぼーっとしながらテレビをつける。BSで「バンテージポイント」という映画を途中から観る。なかなかおもしろい映画だった。別個の複数の人間の視点でたぶん1時間ぐらいの流れかな、事件を追う。はじめはよくわからなくて何でまた、巻き戻されるのかと思っていたのだがそういうことだった。好きな映画「クラッシュ」にも似ていた。

7年ぐらい前の洋画。この内容だと話題作だったろうに、記憶にない。原題そのままのタイトルがよくないのでは。ググってみると6回繰り返しているようなので、そのまま「6人の視点」という題にするだけでも興味持たせると思うのだが。「バンテージポイント」では何が何やらわからん、伝わらん、と思った。


今日の新聞。
●「縄文式耳飾り 直径4センチ」にクラクラする。耳たぶに穴を開けてそのままはめ込んで用いるとあった。メルギブソンのつくった映画「アポカリプト」に私はかつてのめり込んだのだが、出演者が皆、耳たぶに大きな穴を開けて耳飾りを埋め込んでいた。それよりデカイものを縄文人はつけていたんだ---

●「『文化芸術懇話会』から考える 政治と芸術 結びつく先は」
この会の設立趣意書は「心を打つ『政策芸術』を立案し実行する知恵と力を習得する」だと。ナチスの手法を彷彿させるではないか。危うい。この記事の中で会田誠氏はさすがだと思った。鋭い。
現代美術家会田誠氏は「自分の軸足は民間に置く」と決めているという。奈良の大仏やエジプトのピラミッドなど歴史に残る芸術は時の権力と結びついたものが多い。「国家プロジェクトの誘惑は常にある。そうしたものへの憧れを抑える、誘惑との戦いが、僕の作品のモチベーションにもなっている。」大衆にわかりにくい最先端の芸術は「政治家や国家から呼ばれない」が「エンターテインメントの高い芸術、人を感動させる作品には『精神的な詐欺』のような危うさがある。」芸術の受け手の側も「感動と一体感」には警戒が必要だと会田氏は言う。反対語は「ひとりぼっちで冷める」だ。「みんなの比重が感動の方にちょっと行きすぎたら、一人で冷ややかになる。そうやってバランスをとって揺れ続けるのが、流されない最善の手じゃないですか」

●朝日川柳
 傷つける「とすれば」で傷に塩をぬる 東京都 櫻井和子