手放す

昨日はある会があった。そこで私が離れてからのある組織の今の状況を聞いた。

ずっと気がかりだったのだが、もうこれで私はこの組織から自由になったらいいなと思った。

あたしは覚えている。だってそのことがすごく心に残ったから。トリイは物事をあるがままに受け入れなければならないっていったんだよ。お母さんがあたしを置いていってしまったっていうことをうけいれなければならないって。たまたまそういうことになってしまったけど、それはあたしが悪かったからじゃない。ただそうなってしまっただけなんだってことを受け入れなければならないって。それからそのことを許して、それを手放してやらなければならないってトリイはいった。

あのね、あたしがいちばん考えていたのは、トリイがそれを手放してやるっていったことについてなんだ。受け入れて、許して、それからそれを手放してやる。あたし、受け入れることはできると思う。許すこともできると思う。でも手放してやるってなんだろうってずっとずっと考えていたんだ。

手放してやるってどういうことなんだろうってずっと考えていたんだけれど、それって自分の人生を前向きに生きるってことなんじゃないかなってことしか思いつかないんだけれど。過去のことより未来のことを考えはじめるってこと。

              トリイ・ヘイデン「シーラという子」より

少し違うが似ているところもある。
手放す---そう、そうしよう。

少しずつそうしてきていたんだけれど、これで完了。