今日で24年度が終わる

京都まで足を伸ばし、野村美術館の「茶人のあそび心 形物香合番付の世界」展を観る。

http://www.nomura-museum.or.jp/pg730/

よかったし、勉強になったので図録を求めたが、売り切れとのこと。思うことは皆同じ。。。しかし、欲しいなぁ。

紅毛 白雁(はくがん)香合、やっと実物にお目にかかった。大きい。背中に帽子が載っている。オランダのデルフトで焼かれたものらしい。

白檀釉というのも初めて知った。藤田美術館の交趾大亀香合の背中の部分、地肌がでているがここにはもともと白檀釉がかかっていたらしい。

そのあと、大阪に出て地下鉄「天神橋6丁目」駅のすぐちかくの大阪市立住まいのミュージアムで「茶室と日本文化」と題した熊倉功夫氏の講演を聴く。パワーポイントなど一切使わず、配布プリントも無し、話だけで90分聴かせる。大変おもしろかった。結論は「茶室は茶道具の一種である」

8階で行われている「重要文化財 中井家伝来 茶室起こし絵図展−江戸時代のペーパークラフト」に付随した講演会。

起こし絵図というのは江戸時代に多く制作された立体的な図面で、台紙に平面図を描き、その上に立体図や内部の展開図を描いた厚手の紙を貼り合わせたもの。中井家は代々大工頭を務めた。

11月にあった竹中大工道具館巡回展 数寄屋大工 に中味が似た展覧会。

http://d.hatena.ne.jp/takikio/20121104/1352032553

惚けている。さっきまで「今日で23年度が終わる」としていた。