一人静

今朝の朝日新聞、be版、「逆風満帆」のコラム、ハウステンボスの再生に成功したエイチ・アイ・エス会長の澤田という人が言っている。再生に乗り出した10年の春、園内のバラ園を壊してアウトレット売り場に変えようとしていたが、毎日バラ園の脇を通りながら、人生観が変わりはじめた。毎日少しずつバラは育ち、ついに咲き誇る。「花は生きている。いいなぁ」。アウトレット計画は消えて「100万本のバラ」、バラ園を充実させた。

ホントに植物は人を癒やし、勇気づける。

我が家の庭に昨年、友人からもらったヒトリシズカがやってきた。花期を終わっていたので、そしていくつかもらったうちの一つだったので関心は余り持たないまま、植えた。
これは、3月21日、

そして、3月29日、昨日、

地下で確実に細胞たちは息づき、ある日、顔をさりげなく覗かせる。
植物にどんなに心を温めてもらえるものか、うれしく万感こめて感謝。

同じbe版、「悩みのるつぼ」のコラム、「孫世代のため何ができます?」に応えて、金子勝教授が吉野源三郎の言葉を引き、「あなたも私も含めてひとり一人の力はささやかですが、できうる限り若い世代のために残す社会とは何かを考え、主張し、行動して人生をまっとうすることが、人間であることを失わない道ではないでしょうか。」

澤田さんの夢はハウステンボスをゆくゆくは再生可能なエネルギーで回す実験を始め、「争いの多くはエネルギー問題から。それを解決することが次の目標」。平和構築に向けて、新エネルギーの開発を目指す。