ハリイカ

この間、出かけたついでに魚の棚に寄り、安くて新鮮な魚を物色。グチ(関東ではイシモチと呼ばれる)は鮮度落ちが早いせいか25センチほどもあるのが2匹で300円であったりする。

いつも行く店にはタチウオとハリイカがあった。ハリイカは小さくて15センチぐらいの大きさのが一舟に10杯入っていて500円。新鮮なのはよくわかるが手間だなと思案していたら、「おいしいでぇ、煮ても焼いても刺身にしても」と奨める。「でも手間がねぇ」と渋ると一つ手にとって「簡単やがな、ここから指入れて裂いて甲羅だしたらええんや」と実演。

「なんで、ハリイカというか知っとうか。みてみ、この甲羅の先、針みたいにとんがってるやろ。それでハリイカや」

へぇー、知らなかった。他のイカに比べ、体が平べったく張っているので「張りいか」だと思っていた。

買って帰り、刺身にする。取り出した甲羅。とんがった針がわかるでしょうか。

コウイカスミイカとも呼ばれる。