眠れぬ夜に
「ホワイトハウス」というドラマのDVDを友人から借りて時間のあるときに観ている。よくできたドラマで俳優の演技がすばらしい。
昨夜は襲撃事件で撃たれたが生還した大統領次席補佐官のPTSDを扱ったものだった。
これほどではないけれどつらい経験が私の中にもあるのでこのドラマが侵入してきたのだと思う。。。。夜、目が覚めて寝られなくなって今、これを書いている。
これから私はどうやってこの経験をこれからの人生に生かしていくのか、ずっと考えながら日々を過ごしている。
何とか前向きに生かそうとは思っている。そして乗り越えられてきたと思っている。
でもときどきこうやってフラッシュバックのように過去にとらわれてしまうのだ。弱い自分に気づく。
強がるむなしさは知っているつもりなので弱さはそのまま受け入れて居心地よく心に置き場所をつくってやりたい。
そしてよくがんばって切り抜けてきたねと自分をねぎらう。
でもときどき、他者にそのねぎらいを求めてしまって苦しくなるのだ。いやねぎらいじゃないな、関心かな。
あの期間あんなに感じた絆は今は具体的にはないのだ。
でもその経験は私の中に栄養として残っている。だからこうやって、おだやかに日々を過ごせている。
一方で喪失感は残り、ときどき哀しみ、苦しさに不意打ちされる。
目の前の小さくて地味なことを大切にして過ごすことが効いていくはず。そう信じて日々を生きていく。つぶやける場を持つことのありがたさも感じながら。