阿波鳴門の風波

昨年、ふとしたきっかけで浮世絵のおもしろさを知る。

大阪市立美術館であった日本篆刻展に行ったときにたまたま歌川国芳展をやっていた。

(なぜ篆刻展にいったかというと去年の4月から篆刻を習っていたからだ。先生に勧められて見に行った。その後、好きでもないのにつきあいで始めた習い事は続かず、秋にはやめてしまう。)

この歌川国芳展がめちゃくちゃ、おもしろかった。縦横無尽の機知、頓知、愛情深さ、反骨精神、過剰さ、執拗さ、おもしろがり、勉強家、温かさ、奇想天外。役者絵、武者絵、美人画、戯画、風景画、説話。1300円の入場料が惜しくなかった。調子に乗って復刻浮世絵8枚ものを購入した。「金魚尽くし」のシリーズ。

そこからアダチ版画研究所とのつながりが出来、メールや封書で復刻浮世絵販売のお知らせが来る。

今回は歌川広重の「阿波鳴門の風波」を復刻したというメールが来た。しばらく迷って買うことに決めた。

絵を見る楽しみと日本人として自分にできる日本の文化を守る営みへのささやかな支援。子どもたちに残せる恥ずかしくない形見。

変かな、そんなことを思うのは。。。ええかっこしーかも。。。