南あわじの緑の中で

今日は淡路島に渡り、義姉の友人宅でのお茶事に参加した。

お道具の取り合わせをいろいろ考えられた茶事で、勉強になった。

笹の葉茶杓は初めて拝見した。茶入れの仕覆は雨龍間道、よく目にする仕覆、名前を初めて知った。糸巻き棗のあざやかな赤。

水指はオランダの飾り壷の見立て。どっしりとした安定感のあるフォルム、金を使いながらも柔らかな色調、水辺に憩うカップルの絵があり、牽牛と織女への連想。

懐石の向付の鯛のお刺身に花のついたキュウリの赤ちゃんが添えられていた。煮物椀は鱧。淡路では鱧は梅雨の雨を飲んでおいしくなると言われている。

帰りに洲本により、たくさん庭木をいただく。ちゃんと育てられるだろうか。