アバウトシュミット
午後、たまたまケーブルテレビをつけると「アバウトシュミット」という映画をやっていた。
ジャックニコルソンて、うまい俳優だと思っていたが、これは絶妙。
聞こえの良い肩書きや仕事内容や勤め先で生きてきた人間が退職して味わう悲哀。喪失感。おまけに妻が急死し、娘も結婚。
移動に10.5mもあるキャンピングカーを使うのも話をおもしろおかしくするだけではなくてメタファーではないかしらん。よくできた脚本だ。
人生って目の前の、足の下の、小さくて地味なことへの自分自身の積みあげやそれをやってくれる他者への感謝に気づけばうんと味わい深くなる。。。
私にも重なる部分があって、この映画をみるよう、神様が仕組んでくれたのだと思うことにする。