今月の茶懐石料理教室

近鉄南大阪線沿線の梅のきれいなこと----梅に見とれながら富田林に。


汁は結び蕗、合わせ味噌、辛子。ゆでた蕗を干瓢でしばったもの。


向付はさより昆布じめ。新ワカメ、花穂紫蘇、山葵が添えられています。春らしく卵の黄身の裏ごしがかかっています。


煮物椀は鯛の桜葉蒸し。道明寺蒸しです。これ、作ってみたかったんです。桜餅の餡の代わりに鯛の切り身といった感じです。ウドを薄く切ってサクラの花びらに抜いたものが散らしてあります。菜の花をゆでたものも青味に添えています。


焼き物は木の芽田楽。田楽味噌は凝りました。ほうれん草の青寄せを木の芽の擂ったものに合わせて緑色を鮮明にしました。


強肴はタケノコ、ワカメ、イイダコ。イイダコの歯ごたえがなんともよく---。


小吸い物はグリーンピース


八寸は貝柱粕漬けを焼いたものと若牛蒡の衣揚げです。


香の物は沢庵、ゴボウ、キャベツ。


主菓子は春野餅。味噌餡を求肥につつんだものに味をつけた土筆、セリを乗せてフライパンで焼き目をつけたもの。春を満喫。

4人の生徒のうち、3人は顔なじみ。チームワークがますます、できてきました。