おくればせながら 漕ぎ出でよ、未知の海原へ
会記というのはお茶事の前につくるものだと思うが、間に合わず、終わってからつくる。
おもしろかった。何がといえば、インターネットの威力である。とにかくお道具はほとんど義姉からの借りものなのでひとつひとつ、インターネットで検索をかけてみていった。
炭斗の箱には「鱗司 四角」とあり、なんのことやらわからなかったが、鱗司は作者和田鱗司の名前であり、四角は唐物写しの四角形の炭斗ということなのだ。
風炉先屏風の花押は義姉は春見大勝老師といったがそれではヒットせず、文勝のまちがいであることがわかった。
この人は関連してヒットしたブログから西宮の海清寺にゆかりがあることがわかった。近くなので参詣しようと思う。
それから吉向十三軒(キッコウジュウソウケン)という人についてはお茶をやる人はご存知なのだろうけれども不勉強の私には何と変な名前ぐらいであったが調べてみるとなかなかの歴史がある作家さんであった。
茶道大辞典もよいがインターネットが連れてくる大海をおぼれないよう泳いでみることを今は楽しんでみよう。