パソコン通信

もう10年以上も前のことですが、パソコン通信に夢中になっていました。

はじめはワープロ専用機にモデムをつけてやっていました。おもしろくなって、何にも知らないのにパソコン通信やりたさで無謀にもWindows 3.1のPCを買って、次にWindows95のノートPCを購入、のめりこんでいました。

朝日新聞のひととき欄に投稿して掲載されたこともあります。確かタイトルは「ハマッたパソコン」、この題は新聞社の人が勝手につけたのだけれど、「ハマッたパソコン通信」だよね、おかしいと思いながら、でも掲載されたことがうれしくて---

今、探し出してきました。紙が変色しています。



 友に誘われたパソコン通信ワープロでもできると聞いてモデムを買い、自分名義のクレジットカードをつくり、やっと去年6月から始めた。
 私の専門は化学なのに、高校で生物の教鞭をとることになり、教材研究に四苦八苦。そんなとき、友人が議長を務める教育実践フォーラム「理科の部屋」は何と力強い味方だったことか。いろんな実践を知り、知識を借り、無事1年が終わった。
 今年1月、ついにパソコンを買った。機能は多彩でワープロと雲泥の差があるが、さっぱりわからない。私はもっぱらパソコン通信で威力を発揮してもらえば、それで十分だ。
 パソコン通信でやりとりしている人同士が実際に会って顔を合わせることをオフと呼んでいる。この春休み、遠くは東京から、近隣の和歌山、大阪から13人が明石に集まった。パソコン通信のハンドルネームで花の名前を使っている人はてっきり女性だと思っていたのに、実は男性だった。通信では年齢もわからないので、お顔をみて思わぬ若さにびっくりした人もいた。
 持参してくださった資料や自作教材を手に話がはずむのがうれしく、ありがたい。オバサン教師は席の端で耳を傾けていたのでした。こんな、人とのつながり方がある---。パソコン通信にハマっていきそうです。  



あーぁ、なつかしい。阪神大震災の翌年であった。
あれからずいぶん遠くへきたものだ。
オバサンの髪はさらに白くなり、WindowsXPでブログなんぞに手を出している。