今年も行きました、朝日新聞労組主催の言論の自由を考える5.3集会。

昨年の集会参加の記録。http://d.hatena.ne.jp/takikio/20150503/1430657845

今回も同様に、まず、DVDを見る。
1987年5月3日の夜に起こった朝日新聞阪神支局襲撃事件の翌年から「言論の自由を考える5.3集会」を開いてきた朝日新聞労働組合。今年で29回目になる。20分のDVDをはじめに見た。こんな間近で散弾銃を撃ったのだ。当時勤めていた高校の同僚が亡くなった小尻記者と大学で同期だった、ショックだと言ったのを覚えている。あれから29年。

会場の神戸朝日ホールは満席。500人がびっしり座る。

DVDのあと、黙祷。

ついでパネルディスカッションが始まる。コーディネーターは津田大介。パネリストは、
香山 リカ(精神科医 立教大学教授) 
五野井 郁夫(政治学者 高千穂大学教授)
佐藤 卓己(京都大学教授) 
千葉 泰真(SEALDS 明治大学大学院生)

13時から始まり、途中2回の休憩を挟んで、17時30分までみっちり。

Ustreamで同時中継された。

いろんなデータが示された。
2011.3時点
スマホ利用    955万人
ツィッター利用  670万人
2016.5時点
スマホ利用    7237万人
ツィッター利用  3500万人

毎日、新聞を読む中高校生  4.3%
毎日、新聞を読む70〜80代 81%

ドイツの新聞のHPに年代ごとのネオナチによる暴挙の件数が一目でわかる動画。うなぎ上りに増えている恐ろしさ。

そんな中での新聞の役割。中間にいる迷っている人たちに指針を与える存在になって欲しい。

1年前にはSEALDSは誰も知らなかった存在。それが誰もやれなかった野党共闘のきっかけをつくる。

選挙だけではない政治参加の機会をつくっていくこと。

ソーシャルメディアで社会が動く。
リアルタイム(速報性伝播力)
共感協調(感情や思考の共有)
行動(感情が繋がり行動に)
オープン(参加や離脱が容易)
プロセス(透明性)

世論から輿論へ。

去年の集会で高橋源一郎氏が大西巨人を持ち出して「俗情との結託」という言葉を使い、発信手段が増えれば増えるほど【俗情との結託装置】が増えていくだけではないかと言ったが、今、SEALDS等の活躍で単なる俗情との結託ではない世論が、輿論とまではいえなくても、存在感を示してきていないか。甘い見方かも知れないがそうであってほしい。

今年のサブタイトルは「デモ×若者 社会は変わるのか」