流れる時間

今日は美智子様、81歳のお誕生日とのこと。新聞広告の中に半寿という言葉を見つけた。

「半」の字を分解すると「八十一」になることから、81歳のことあるいは81歳の祝のこととあった。

この方の素晴らしさは年取るほどに伝わってくるものがあり、これからもうんと長生きしていただきたいと心から願う。


同じ新聞の連載小説、沢木耕太郎の「春に散る」に「この肉を子猫に食べさせてあげたらどうかと思いついた。」------やはりすっとのみこめない違和感がある。


借金多い日本、なぜ円は安全資産?という読者の問いに「Re:お応えします」は、

企業や政府、個人が外国に持つ資産から、外国から国内への投資(負債)を差し引いた「対外純資産」が世界有数で、国が財政破綻する恐れは低いと投資家から見られているからと答えている。国と地方の借金の残高が一千兆円を越え、円が本当に安全なのかは疑問も残るが国債、地方債を買っているのは日本の投資家がほとんどで言わば、家庭内での貸し借り。対外純資産は世界一で市場での円の信頼性はまだ高いらしい。そして円が安全資産と呼ばれ続けるかどうかは日本の借金返済が順調だと投資家に信用してもらえるかどうかにかかっているとあった。

私も同じ疑問を持っていたので目にとまった。ただ政府が外国に持つ資産というのは具体的になんだろう。


「生活欄」に大阪府立大で25年間、聴講生として学ぶ重度身体障害者がいる、その人が自らの思いや学んできたことを表現した物語が周囲の支援で絵本になったという記事。絵本を申し込んだ。講義の中で出会い勇気づけられたのが「依存による積極的自立」という考え方だった。自力で身の回りのことをするのに2時間かけるより介助を受けて15分で済ませ、意思決定して社会参加した方が自立した人間らしい。





と時間かけて新聞を読んで一日を始められる幸せ。
幸田文の「流れる」も読み始め、圧倒されている。