この年になって知ったこと

台湾に仕事で行く息子がめずらしく、「みやげ、何がいい?」と聞いてきた。

どんなものが台湾土産になっているのかググってみると、第一位が金魚の形のティーバッグ、二位がカラスミだった。

この二つを注文。

ティーバッグは店がお休みだったとかでしばらくしてカラスミのみが届いた。

カラスミは今までに3、4回食べた程度。美味しいと思ったことがない。昨年、お稽古茶事をやったときに八寸の海のものとして使った。

そのときに改めて高価な食材だと思った。しかし、それならもう少しおいしければいいのに。高価な珍味という位置づけだけで使っている。

台湾では安価に手に入ると書いてあった。たしかに息子に値段を聞くと、一腹で1500円ほどだったという。昨年の茶事の時に購入したのは半腹で2500円ほどした。

機会が来るまで冷蔵庫保存と思っていたのだが、

箱の裏に、

食べ方が書いてあった。焼いて食すとある。えっ?今まで焼いたことはない。そのまま薄くスライスするだけ。

書いてある通りにやってみた。薄皮をはいで表裏、各1〜2分、軽く焼いてから薄切りにするとある。

!!!!おいしい!これなら、高くてもはり込もうと思える。

そうか、焼いて食べるのだ、カラスミは。

そして、私だけだろうか、この味で美味しく思うのは---と思ったのでお茶の稽古仲間に半腹を切り分けて持っていき食べ方を説明した。

夜、メールが入る。「美味しかった!焼いて食べるんですね!カラスミは」。