心意気
県立舞子公園の一角に旧木下邸という建物があって、そこでいろいろな催しが行われているとのこと。
仕覆展をやっているというのを聞いて先日訪ねてみた。
ずっと作り溜めたものが古希の記念に展示の機会をいただき、何と有り難いことかと謙虚に話をされる作者の方にもお会いすることができ、心に残るひとときになった。
しかも木下邸の入場料のみ、ワンコイン(100円---)でこんな素晴らしい作品を拝見することができるなんて申し訳なくて、木下邸の風呂敷というのを購入して(たぶん、このお屋敷の維持管理費に使われるのだろう)感謝とした。写真も自由にとっていいとのことであった。
入ってすぐの部屋には、
と書かれた紙が置いてあり、
この方の暮らしぶりが偲ばれた。
もう一つ、裏勝り(うらまさり)という言葉に出会ったのも収穫。
おわかりになるだろうか。仕覆の裏地の方に豪華な裂地が使われている。
ぞくっとした。