私たちの日常

いったい、福島の事故を起こした原発は具体的に今、どうなっているんだろう、誰もが意識の片隅で思っていることです。

先日、書店に寄ったときにみつけたマンガはその疑問に応えてくれました。テレビなどで大きく取り上げられたそうですが私は全く知りませんでした。

副題は「福島第一原子力発電所労働記」とあります。福島第一原発作業員が描く原発ルポ漫画と帯にあります。

こういう人たちに支えられて今の私たちの日常がなりたっているのだと思います。第二巻は秋に発売されるようです。


作者、竜田一人のプロフィルを----

大学卒業後、職を転々としながら売れない漫画家としても活動。
震災後、当時働いていた会社を辞し被災地のためになる仕事に就くことを決意する。
福島に限らず被害の大きかった宮城、岩手などの仕事も探したが紆余曲折を経て福島第一原発で働くことに。
半年ほど働いたところで会社の定める年間被曝限度量に達したため一旦、首都圏にある自宅に戻る。
その後、見てきたものを漫画にしようと思い立ち、この『いちえふ』を描き始める。


原発の活動家でもなく、偏らない、公平な目で自分の経験を語っています。そして働いている人へのリスペクトがあります。