ボケの蕾がふくらんでいる

15年ぶりに化学と生物を教えて、捨てられないでいる授業プリントが役立ったのだが、変色しているわら半紙の授業プリントを読み直してみて思ったことは、私はよく準備して教えてきたんだなということだった。手抜きせず、誠実だったのだなと自分で自分に感心している。おかしいけれど。

そのことが実感できたので、最後の授業の後、プリント類をさばさば処分することができた。takikioはよくがんばってきたんだねとねぎらえたので。

潜在意識の中で、この作業のために必要なのだとささやく私がいて、講師を引き受けたのだ、きっと。

そして私を過去から解放したのだ。解き放たれた私は今まで以上に前を向いて生きていく。


中断していた「はじめての古文書」を再開する。