お菓子な話題2

このお菓子、ご存じですか?

「真盛豆」と書いて「しんせいまめ」と読みます。
京都北野西方尼寺の開祖、盛久・盛春という二人の尼僧は室町時代中期の聖僧真盛上人の仏弟子で「真盛豆」の製法を伝授され、代々この寺に伝わってきたものですが天正15年の北野大茶会の時に、秀吉公から茶味に適すといって賞賛された逸品で、明治の初めに初代金谷正廣がその製法を伝授され工夫を重ね今に至ると袋の裏に説明があります。

先日、京都駅のえき美術館であった茶釜の展覧会を観に行ったとき友人からもらったものです。賞味期限の関係でお茶の稽古日には間に合わなかったのですが、知る人ぞ知る銘菓だそうです。私は今回初めて知りました。

煎った丹波の黒豆にきな粉を幾重にも重ね、青のりをかけたもので素朴な味わいがあります。見た目もおもしろいのです。

京菓子司金谷正廣のお店の写真を拝借

さて、この京都北野西方尼寺ですが一昨日より始まったNHK趣味Do楽「茶の湯 裏千家 茶の湯と出会う」、テキストも購入して視聴しているのですが、第8回(放送予定3/24)茶事を楽しむの回に西方尼寺のご住職が亭主をなさった茶事の写真があり、この偶然に神様のプレゼントと喜びました。