そして親になる

水曜日、出かけたついでに映画を観た。
姫路で４時に人に会う約束があるので、泣く泣く３時２５分で終わるその映画を３時で打ち切って映画館を後にした。

「そして父になる」。受賞を祝しての先行上映ということだった。始めにカンヌ映画祭での様子を写したものが流れた。受賞が決まった瞬間もあった。

よい映画だった。子どもたちの自然な演技がよかった。そして自然な間合い。二つの家族のそれぞれの個性に説得力があった。

リリー・フランキーはいい役者だと思った。真木よう子もよかった。

子どもたちを交換してそのあとどうなるのかというところで出てしまった。普通の上映が始まったら、また行くことにしよう。

昨日の朝日の夕刊にこの映画の記事があった。是枝監督のこの映画をつくるきっかけがおもしろかった。過ごす具体的な時間がとても大切なのだ、子どもが小さいときは。そのことが痛いほどわかる今。取り返しはつかないけれど。