ヒオウギコンプレックス

やっと混乱から抜け出せそうです。

ヒオウギコンプレックス。

ヒオウギヒメヒオウギヒメヒオウギズイセン。

まずヒオウギ
アヤメ科アヤメ属。ヒオウギは漢字で檜扇と書き、葉が扇を開いたように広がるのでこの名前があります。花後は果実をつけ、秋に熟してはじけると中からツヤツヤの黒いタネが出てきます。このタネは射干玉(ぬばたま)と呼ばれます。和歌で「夜」や「黒」「暗き」などにかかる枕詞「ぬばたまの」はこのタネの色から来ているとも言われています。(ヤサシイエンゲイというHPからコピーペーストしました。)

これは前のお茶の先生からよく聞いた話で、祇園祭にはかかせない花とのことでした。いっぱい増えるからあげると言われて4年ほど前にいただき、今年初めて花が咲いてびっくり。ヒオウギではなかったというオチがつきます。

ヒメヒオウギ
アヤメ科アノマテカ属。外来種だそうで南アフリカのケープ地方に分布するそうです。これは4月に山野草として園芸店で購入。外来種とはしりませんでした。小さいし、山野草の雰囲気をもっています。外来種とはねぇ。花がヒオウギに似ているところから名前をつけたようでが葉は檜扇状ではありません。

そしてヒメヒオウギズイセン
inuwanさんのおかげで名前がわかりました。昨日アップした写真の花です。ウィキペディアにアヤメ科のヒオウギズイセンとヒメトウショウブの交配種の球根草とあるのですが、「野の花散歩」というHPに「南アフリカ原産のヒオウギズイセンとヒメトウショウブがヨーロッパで交配されたものとされ、色合い、形は南アフリカを思い起こさせる雰囲気を持っている。姫檜扇水仙ヒメヒオウギスイセン)と書くように、葉の付き方が檜扇(ひおうぎ)の様で、花は水仙に似たヒオウギズイセンより小型と言う事から名の由来が来ており、モントブレチアが園芸種の名である。」とあり、ではヒオウギズイセンを知りたいと思い、ヒオウギズイセンで検索するとヒットする写真はまずヒメヒオウギズイセンで、ヒオウギズイセンとヒメヒオウギズイセンが混乱しているのですがさらに分け入るとワトソニアという園芸名で売られているのがこのヒオウギズイセンのようです。

ワトソニアで検索するとkotobankに「アヤメ科ヒオウギズイセン属Watsoniaの秋植え球根植物。ほとんどが南アフリカ産で60種以上ある。グラジオラスに似た草姿で,切花,花壇,鉢植え用に用いられる。半耐寒性で普通は草丈1.5mぐらい,東京で6月中旬に開花するものが多い。花序は総状となり,12輪くらいが下から咲き上がる。花序が分枝するものもある。花は径約3cmのらっぱ状。花被片は内外3枚ずつの6枚で,丸みをおびる。野生種には芳香のあるものもあり,欧米や南アフリカで品種改良されたものには鮮やかな赤や藤桃色の花をつけるものがある。」とありました。

これではヒオウギコンプレックスにヒオウギズイセンも加えた方がよさそうです。

我が家にはない、ホントのヒオウギを手に入れるというアンテナがたちました。