高校生と一緒に

非常勤講師で行っている高校は通信制の高校である。学校に何らかの不適応を起こした生徒さんたちが多くの割合をしめる学校である。私はそこで理科として生物の内容を教える。理科室はなく、実験はむずかしい。

いろいろ考え、昔やった「生物と細胞」という仮説実験授業の授業書をやることにした。

フックのコルクでの細胞の発見から始まり、皮膚、あぶらみ、髪の毛、水晶体、爪、骨、血液について細胞からできているかを問いかけていく。質問して選択肢の中から答えを選んでその後、正解がわかるという繰り返し。

今日はその2回目の授業。

なかなか手応えを感じる。生徒さんたちの頭の中が活動しているように感じられるのである。今日は感想を書かせた。

セロハンテープについた白いものが細胞だったと聞いてすごくびっくりしました。身体のほとんどのものが細胞でできているんだなと思いました。細胞ってすごいんだなと思いました。

細胞は私にとってあいまいな物でしたが、学んでそうではなくなりました。これからニュースなどでもよくきく言葉になると思いますが、前よりも細胞を理解した上で知ることができそうです。中でも一番心に残っているのは「あぶらみ」の話でした。家族にも話します。

水晶体のところでは白内障の話をした。去年のつれあいの白内障の手術の体験が役に立った。