「ほんじつ 休ませていただきます 〜大阪 古書店主のメッセージ〜」
毎週金曜日の午後7時半、NHKで「かんさい熱視線」という番組がある。今日は、
「ほんじつ 休ませていただきます 〜大阪 古書店主のメッセージ〜」
大阪・北区にある古本屋「青空書房」。 週に一度の定休日に、手書きのポスターがはり出される。
そこには、店主から客へのエールの言葉が綴られ、多くの人たちの共感を呼んでいる。
リストラされた男性、介護に追われる女性、それぞれが、ポスターの前で足を止め、店主の言葉を胸に刻む。
なぜ、ポスターが人々の心をうつのか。 都会の片隅で息づく、古本屋の店主と客との粋な交流を見つめる。
心温まる内容だった。89歳の店主が毎週書く、描くポスター。これを読みたくて定休日に店を訪れる人達。
センスがある。絵も言葉も。
店主坂本さんは何十年も定休日なしでやってきたが10年ほど前に脳梗塞で倒れ、そのときから定休日をつくった。その「本日定休日」の張り紙が、ただそれだけでは来てくれたお客さんに申し訳なくて、「本日休ませて戴きます」と書いた横に絵とメッセージを書くようになった。始めはお客さんへのメッセージやエールだったが、愛妻を2年前に亡くしてからは、弱い小さな自分を奮い立たせたくて自分に向けて書いているという。
インタビューに応える坂本さんの口から出てくる言葉もまた、味わい深くて、心にしみ入るのだ。この人の語る読書のススメはすーっと心に入り込む。
久しぶりにいい番組を見た。
ぐぐってみると、ヒットした。
http://www.asahi.com/kansai/sumai/news/OSK201204140018.html
http://nomarkukai.cocolog-nifty.com/blog/
特に下記のブログは番組にも登場された坂本さんのファン、ポスターをデジカメで撮って紹介されている。