楽しかったひととき

今日は支部淡交会のチャリティー茶会だった。

小林松涛園の会長さんが席主をつとめられた。楽しい会だった。

茶杓森繁久弥さんがつくられた銘「寄せ集め」。森繁さんはお茶をたしなまれ茶杓は100本以上、つくられているとのこと。
寄り付きのお軸は「歳末茶筅売り」、初代支部会長の初井芳庵氏によるもの。替茶碗の割高台写し、蓋置も初井氏。

本席のお軸は不昧公、宗雅公の勘返状(かんべんじょう:往復書簡のことをこう言った)

茶道資料館の宗雅展に展示されていたもの、会期が終わり、姫路に戻ってきたのを使われている。

水差しは古オランダ。藍彩(らんさい)。オランダでは薬品入れに使われていた雑器。水差しに見立てて日本では好まれ、オランダから100個を越す数、日本に運ばれた。オランダでは雑器ゆえにこの時代のものは残らず、日本でしか見られない。

釜は十文字釜。鐶付きは鯱。その昔、クリスチャンの大名がつくらせたものの写し。

青年部席ではおぜんざいをいただいた。中のお餅が白、ピンク、ブルーでクリスマスツリーの飾りに見立てて。

クリスマスツリーが水引をうまく使って和テイスト。

グリーンの幔幕も素敵。