第一容疑者 希望のかけら 後編


ついに終わった。。。。

お酒がやはりやめられない。断酒の会で昔テニスンを苛めた同僚に再会。女の上司の下で働くなんて耐えられなくてずいぶんひどいことをした、反省していると謝る彼と心を通わせ、父の危篤、死にも呼んでつらさ、悲しみに寄り添ってもらったそのあと、病院の駐車場までテニスンを追ってきた容疑者と言い争いになり、気持ちのコントロールができなくなっているテニスンは容疑者をあおるような状況、ついに容疑者は銃を向ける。そこへ元同僚の乗る車が通りかかり、助けようとして逆に元同僚は撃たれ死んでしまう。

またしても酒に手を出し、葬式のあと、妹、姪に酒を飲みながら悪態をつく。自己嫌悪。

耐えられない状況、過酷なストレスのただ中のヒロインを演じるヘレン・ミレンの演技は半端ではない。ギリギリの崖っぷちを生きる女刑事の哀しみをあれだけ演じられる女優。

心を通わせた女の子になんで子どもを堕ろしたのと聞かれ、「取調室で8時間も、3人の女性を残忍な手口で殺した容疑者相手にギリギリの尋問をして家に帰って、いいお母さんの役は私にはできない。私はこの取調室で生きることを選択したの」と応える場面、涙が出た。



シリーズがはじまったのは1991年、今日の最終作は2006年の制作。はじめの方はNHKで深夜に見ていたと思う。

ついに終わった。すべての作品を見たと思う。満足。

吹き替え、はじめは丘みつ子だった。途中から寺田路恵。なりきっていてとても自然。声優の人達も成就感を感じたことだろう。