万博公園にて

楽しい体験をしました。
土曜はお茶会の準備、日曜は本番。

万博公園の日本庭園内にある汎庵、万里庵でありました。

流派も様々、年齢も様々、性別も。

9/1に初会合の打ち合わせ、そこで決まった役割分担通り、着々と実行され、迎えた10/13、14です。なんとスムーズに進んだことでしょう。初対面に近い人たちが心を合わせておもてなしができました。充実した時間を作り出すことが出来ました。

ただお茶が好きというだけで集まった集団です。

スタッフとして参加したので楽しかったし、勉強にもなりました。



万里庵の掲額は万の字が表千家の即中斎お家元、里の字が裏千家の鵬雲斎宗匠です。そこで濃茶を。薄茶・点心席の汎庵は佐藤栄作首相による直筆、汎庵という命名も。

高度経済成長を謳歌したあのころの贅を尽くしたお茶室、汎庵の10畳の広間の床の間の横の敷板は赤松の一枚板で日本に三枚しかないうちの貴重な一枚だそうです。

13日は時間に少し余裕があったので、日本庭園の休憩所の一角にもうけてある万博の記録ビデオが流されている部屋に入りました。

「これからの経済成長を担う夢のエネルギー、原子力」という電力館のナレーションがありました。

その高度経済成長の恩恵を被って私は大学に進むこともでき、就職もできて、親の時代にはできなかったお茶を楽しむなどということもできています。

42年前の日本万国博覧会、大学2年だった私は、余りに日本中が万博に酔いしれていることにちょっとした違和感を抱き、あえて見に行きませんでした。

今思えば底の浅い青い反発心。見て参加して思索すべきでした。



太陽の塔の後ろ姿を見ながら行き帰りした二日間でした。