ねうちもん京都

昨日の京都行きに使ったグレゴリ青山さんの『ねうちもん京都』はなかなか使える本である。

自分の足で歩いてこれはと思ったものを挙げている。

これに書いてあるので行った、今まで聞いたこともなかった『清水三年坂美術館』、これからの京都行きはここの展示替えに合わせて計画しようかなと思うぐらいである。

館長さんがおもしろい。村田製作所に勤めていた人で、社長の弟にあたる。好きで集めたコレクションをほかの人にもみてほしい、江戸末期明治の匠の技のすばらしさを知ってほしい、すでに海外に流出してしまった名品の数々を日本人が外人から買い求めるかなしさ、いまや風前の灯の匠の技にもっともっと光を当てたい---NHKの番組『熱中人』に共通する純な情熱を感じる。

7月末にあるコレクションの自在置物を解説付きで実際に手にでき食事も楽しめる会の案内が先日のパンフレットにあったので今日、電話して申し込んだ。