大忙しの日曜日

もう日がないので草間弥生展、今日行くことにした。
しかし、これ一つというのは交通費がもったいない。

まず、京都まで行って、葉書で案内が来ていた淡交センター・カルムの割引セールを覗いてきた。モノによっては半額。たしかにうまく利用すればかしこく買い物ができる。

それから大阪に引き返し、京橋まで行って、藤田美術館の「春季展 藤田傳三郎の軌跡」を観に行く。

大正13年に行われた傳三郎十三回忌追悼茶会で出されたものを中心に組んである。

「交趾大亀香合」、「古井戸茶碗 銘 老僧」、しっかり目に焼き付けてきた。
「銅製笹蟹蓋置」もよかった。長次郎の「赤楽茶碗 銘 恩城寺」もひび割れの黒釉と漆の繕いが独特の景色になっている。

最後が環状線福島駅でおりて草間弥生展。思っていたより規模が小さかった。最近の作品中心だった。私は回顧展のようにずっと足跡をたどるような大掛かりな展覧会を想像していた。

解説の入ったイヤホーンを借りたが、草間さんの歌まで入っていた。

隣接の市立科学館の前を通って帰ろうとしたら、前の広場でパフォーマンスが始まるところでつきあう。若い男性だったが、よく練られたショーだった。ダンスがうまくてアクロバットのようなこともでき、水晶玉をうまく使っておもしろく見せていた。口上もなかなかのものでこの人、頭角を現してくるかも。ZANGEという名前だった。