業務スーパー

家の近所に、そう、車で8分ぐらいでしょうか、業務スーパーがある。

全国に業務スーパーという名前であちこちにフランチャイズ展開しているが、家の近所の業務スーパー伊川谷店はおおもとの神戸物産の直営店である。10年ほど前までフレッシュ石守伊川谷店という名前だったのが改名した。もう一軒、20kmほど離れたところにフレッシュ石守稲美店がある。この二店舗が直営店であとはフランチャイズ契約でどんどん店を増やしている。

この店の商品の裏に書いてある神戸物産という名前と店名とフレッシュ石守がどうも関係があるようなのだがと何となく思って過ごしてきたがさっきHPに行ってわかった。

フレッシュ石守伊川谷店という名前だったころに、もう広告はやめますと店にポスターが貼ってあってよく読むと広告にかける分、やめて商品を安くすると書いてあった。その広告もここのは一色刷りで白い紙に手書き文字で青いインクで印刷してあり、他店の派手な多色刷りのものからみればずいぶん安上がりのお金をかけていないものだったのにそれもやめるとのこと。その時点でも他店に比べれば十分安い店だった。おもしろい店だなと思っていたらあれよあれよと進化していった。

独自の商品開発、外国にまで手を伸ばしての商品調達。トマト缶、オリーブオイルなどイタリアで直で買い付け缶詰、瓶詰めしている。

品物が安かろう悪かろうにはならなかった。むしろ、よく工夫してこの値段なら十分許せると思える。

客はいかりスーパーと思って業務スーパーには来ていないのだから。

それと客が何を求めているかよくわかっているというか、データをとって分析して商品開発をしていると思う。

ナショナルブランドの商品を近くの店が100円で売る、次に自分の店が90円で売る、それを見た近くの店が80円で売る。 この様な無益な戦いが日本国中で毎日行なわれております。全く無駄な競争で有り、誰も利益を得る事ができなくなります。当社はこの無駄な競争に入らない為には 可能な限り、メーカーとして成分表、工程表から独自の差別化された商品作りが最重要と考えております。これからのオーバーストアの時代にはメーカーが直接FC本部を しなければ、本当の商品の差別化は難しい時代と考えます。

HPにこう書いてあった。

冷凍食品の種類の多さも半端ではない。この前びっくりしたのはしらす干しが冷凍パックで売られていたこと。たえず頭を働かせている企業に思える。賢い人がこの会社を引っ張っている。庶民の味方、業務スーパー、健闘を祈っています。