思いとカラダ

ずっと忙しくて、カラダ、頭はヘトヘトと思ってきた。
昨日なんか掃除していてバランス崩してころんだ。

こんな状態なのに、法事ででかけなくちゃならない。

娘夫婦も何もいま、帰らなくてもと思うのに法事の後、寄って一泊していくという。

という、どんより気分で出かけた。久しぶりの顔合わせは、案外に楽しく、姪の拗ねたところもなぜか彼女の状況としてはこんなものだろう、意外につまんない子だなと思い、でもまた何年かして会ったらやることも変わるのだろうが---意外に普通の子だったなぐらいの落胆でたいしたことなく、それより兄弟でやる昔話の楽しさが気分を和らげ、会食も楽しく終えた。

そして一緒に帰ってきて、娘夫婦に夕飯をつくらねばと買い物に出る。市場に行くと大きなカワハギがでていた。一匹千円!奮発する。セリ、筍、ワラビ、瓜の浅漬けを買い、帰宅して料理にかかる。意外に楽しい。季節の旬を料理するって楽しい。セリを買うとき、見ず知らずの人に「旬に旬のものをいただくっていいのよ。」と声をかけられる。それがスイッチをいれたかも。カワハギの煮つけを出すと婿殿はおいしいといって、喜んだ。これが二つ目のスイッチ。

よかったな、意外にやれたじゃないか、私。

思い込みでカラダが縛られていたかも。

しんどいに違いないとか疲れるに違いないとか---はじめに決め付けるのはちょっとやめてみよう。