幻の校歌

朝は町内会の寄り合い。お昼を食べて、少し遅れた墓参り。ツレアイを最寄りの駅に降ろして、9月にある小学校の同窓会(一昨年に初めて実施、今年は2回目)の第三回準備会、最終打ち合わせに参加。

そこで、母校はあるのに私たちのときの校歌はなくなっていることを知る。

朝さわやかに もくもくと
工場の煙 立ち上る
いざいざ急げ 学校へ
友達誘い もろともに
楽しく今日も 通いましょう

思えば高学年のころ、この歌詞はおかしいと思っていたように思う。あの灰色の煙、窓の桟にたまる粉塵、「さわやかにもくもくと」??

時代にあわなくなったのだ。しかし、いつ変わったのかは今の小学校に問い合わせてもわからないらしい。少し寂しいことである。

HPを見に行ってみたが、学校の歴史は通り一遍で悲しいほどに素っ気ない。

学舎への思いは偲ぼうにも断ち切られてしまう。

公立小学校はどこもそんなものだろうか。卒業式、入学式の式辞の文言と少しうらはらな実態である。

いや、現場は忙しくて卒業生の思いにまで気が回らないのだろう。