KOBE de 清盛2012
友人に誘われ、「KOBE de 清盛 2012」ドラマ館、歴史館に行ってきた。
まず、ドラマ館。
場所はハーバーランドセンタービルの1F。
かってのにぎわいはどこへといった感のある神戸ハーバーランド。テナントの撤退で1F以外は改装中という表示。
ドラマ館は昨日開館ということなので、二日目のしかも日曜日の今日はまずまずの人出。
実はこのドラマについては全く関心がなく1、2回とも観ていない。友人に誘われて仕方なく行くことになった。
入ってすぐのところに説明のあったタイトル「平清盛」の字は金沢翔子さんということを知って少し関心が出てくる。私はTVで書家のお母さんが語る翔子さんとの日々を知って、そして作品を知って、俄然、彼女のファンになっている。
福原京の再現CGや撮影に使った衣装の展示、神戸のゆかりの地の紹介などみていくうちに少しづつ関心が出てきた。
ドラマに登場した女御の薄物の衣装、ミシンで縫ってあるのを見て少しがっかりする。
中は撮影禁止。ただ一か所、松山ケンイチの等身大フィギュアのところでは記念撮影できるようになっている。友人と並んで撮ってもらった。
須磨に雪御所という地名があるのだが、福原京をつくったときにここに安徳天皇が住まわれたのか。
出演している俳優の色紙がある。杏の色紙は好感が持てた。メッセージが伝わる。こういうものに個性や知性があらわれるものだ。
市営地下鉄海岸線で一駅、中央市場前に移動。ここに歴史館がある。ここでのみせものは「神戸・清盛隊」のライブ。前の広場で日に3回あり、ちょうど3時からのに間に合った。語りも踊りも歌もなかなか楽しかった。
ここから歩いて兵庫駅に向かう。途中、兵庫大仏がある能福寺に寄る。福原京遷都計画にともなって平家一門の祈願寺に定められた寺であり、十三重石塔(平清盛供養塔)が立つ。
明治24年に豪商の寄進によって建立された大仏は奈良、鎌倉に並んで日本三大大仏に数えられたが昭和19年に金属回収令で国に救出されてしまう。
この大仏さまはそれまで神戸港におりたつ外国人のマスコットのような存在であったため、ときの住職がジョセフ彦に依頼して日本で初めての英文の寺の由来碑が建てられる。
平成3年に再建される。
いいお顔の大仏さまである。
冬の一日、楽しい神戸散策になった。