我が名は鶴亭
神戸市立博物館の「我が名は鶴亭」展にいく。
(神戸市立博物館のHPよりコピーさせていただく。他の画像も同様。)
黄檗宗の僧侶でありながら画家。若冲の絵との共通点もあり記録はないが交わりはあったのではないか。池大雅とは交友があった。
学芸員の方のレクチャーも聴くことができた。この博物館と深いつながりがある南蛮美術の収集家、池長孟氏のコレクションの中に鶴亭の絵があったことからこの展覧会に発展したとのこと。
別室の南蛮美術・古地図企画展「西洋との出会い」も興味深かった。
重要文化財 狩野内膳「南蛮屏風(左隻)」、L.テイセラ「テイセラ日本図」をみることができ、この1595年につくられた地図には播磨や堺などの名前がローマ字的に記してあるのだ。
常設展も兵庫の津の資料がたくさんあり、「菜の花の沖」につながるものも多数。北風家の名前もあった。幕末の異国船の到来の資料もあり、ゴローニンやレザノフの名前があってワクワクした。
知識を自分の中に入れるとこんなに愉しめるものなのだということが実感できた。